通教生の卒業率について!

私は、中央大学理工学部・数学科卒ですので、『統計学』は専門です。卒業率というのは、あくまでも統計的数値です。大昔の数学者が統計的数値として「正規分布曲線」という理論を証明しました。それを卒業率に当てはめてみます。

統計学的に分析した場合、通教生が卒業できる可能性がかなり高いという人数は、約10%で、少し高いという人数は約20%です。また、確実に卒業できる可能性がないという人数が約10%で、たぶん卒業できないでしょうという人数が20%です。残りの40%の方々は、どちらとも言えないということになります。

この数値は、統計的に捉える母体数が多ければ多いほど、この%に近づきます。実際の母体数が、数十万人とか数百万人以上になれば「正規分布曲線」に近づくというのが統計学の理論です。

従って、全く学習をしていない人の数を除けば、通教生の卒業率が約5%〜7%というのは妥当な数値ではないかと、私は思っております。もちろん、ほとんどの通教生が卒業するために学習に励んでいるのは当然なことです。だからといって、「私は卒業出来そうもない!」と決めつけるならば、すぐにでも中退した方が良いかと思います。学費等がもったいないですから……。

私も、卒業できる可能性がないと思い、2度も挫折感に陥りました。でも、何とか乗り越えることができ、今は、「あと8年以内には卒業するぞ!」と意気込んでおります。

「法の理念とは?」何でしたでしょうか。単に罪を罰することではなく、私たち全ての人々が平等に、より有意義な人生を送るために存在しているのが「法」というものではないでしょうか?

昨年の夏季スクーリングに参加した人が「今年で卒業可能期限が終了するので、私は卒業出来ないけれど、法律学を最後まで学習したいので参加しました」と言っていた方がいらっしゃいました。

その通りです。卒業出来たほうが良いですが、卒業出来なかったからといって、法律学を学習したことが無駄であるはずはありません。人間が生きていくためには、法律的知識はとても大切ですし、様々な問題にぶつかった時に法律というものがとても役に立つというのが私の経験談です。

また、一般教養科目も必要かと思います。科目そのものが、即人生に役立つというのではありません。人が生きていくための正しい常識を身につける為の基礎学習です。

私は、波乱万丈な人生を送ってきた60代前半の男性です。もし、私なりのアドバイスでよろしければ、遠慮なくコメントに書き込んでください。私なりに御返事をさしあげます。