中央大学・通信教育生の卒業率に関する再追加投稿です!

ある掲示板に私が書き込みをした内容に対するSくんの返事に対する私の考え方をここに転記させていただきます。

Sくんの書き込みの一部に、統計学的な間違いではないかと感じた部分があります。正規分布曲線というのは、高校数学で学習したと思いますが、正式には左右対称の山形の波型曲線で、頂上部分が50%となります。しかしながら、前回書き込んだ通り、母体数が膨大な数でなければ、本来の正規分布曲線には成りません。

卒業試験の場合は、母体数が少なすぎます。その時その時の受験者の皆様の合格できる実力の差が異なるために、本来の正規分布曲線になる事はほとんどないと思われます。

合格可能性を有している通教生が極端に多い場合は、正規分布曲線は右側にずれ、頂点が100%に近づく山形曲線になり、逆に合格可能性を有している通教生が少ない場合は、頂点が0%に近づく山形曲線になります。

確かに、卒業試験は絶対評価です。だからと言って、実務上0%や100%は有りえないというのが実務的統計学です。例えば、卒業試験受験者数が100名いたとします。その受験者の方々の実力の分布状況ににおいて、頂点が右寄りの場合、50名以上が合格できたり、逆に頂点が左寄りの場合は、20〜30名程度しか合格できない場合も生ずると推測できます。それこそ、卒業試験は絶対評価だからです。