卒業率に関する追加見解!

誤解されると困るので、卒業率に関して追加の書き込みをさせていただきます。

例えば、卒業試験を受験する人の学力を5段階評価で、5・4・3・2・1とします。確かに、統計学的には、5の人が卒業できる可能性は最も高く、1の人はほとんど卒業できる可能性はないということになります。

この点に関しては、あくまでも統計的推定であって、5の人でも当然卒業出来ない人は必ず存在します。従って、例えば3や2の人でも、卒業試験対策を十分に取り組める能力のある人は、卒業試験に合格できると思います。卒業率は、あくまでも統計学的理論値であり、参考数値であって、現実とは異なる場合も多いのです。

さらに、レポート課題合格率や単位取得率は、統計的数値を出すことは、不可能と言えるのではないかというのが私論です。

私は、高次脳機能障害者ですので、通常の通教生とは異なり、私なりに特別な取り組み方法を考えなければなりません。入学時のガイダンスで、ある教授がおっしゃられました。「2年間は、自分が法律学を学習していくのに向いているかいないのかを探す期間です」と……。私は、法律学を学習する性格にピッタリ合っているという結論を出しました

私は、この約2年足らずの間に、2度の挫折感に陥りながらも、どのように効率良く、レポート課題を合格させたり、履修科目の単位を取得するかを、何とか見つけ出すことができました。要するに自分なりの方法により、在籍期限内に卒業出来れば良いのです。

各履修科目の成績評価については、全く意識しておりません。それよりも、最後の卒業論文に全ての力を注ぐつもりです。

卒業論文のテーマは『高次脳機能障害者の基本的人権について』(仮題)を予定しております。高次脳機能障害に関する医学的参考文献と日本国憲法基本的人権に関する文献を結びつけた論文を詳細に書き上げてみようと考えております。