夏季スクーリングの科目試験に合格しました!

昨日(10月12日)、夏季スクーリングの結果が送付されてきました。
予想通り、『刑法1(総論)b』(曲田統先生・出題)が合格できました。

合格するまでの流れをお話します。
今年の夏季スクーリングの受講科目を選択しようとした時に、3週間6科目の内1科目分だけ選択できるコマがありませんでした。そこで、昨年の夏季スクーリングで選択した『刑法1(総論)』を2度目として受講することにしました。昨年の受講前には、立石二六先生の教科書も読んでいないし、レポートも提出していなかったので、単にレポート・2課題免除だけを目的に受講しました。
刑法の内容については、全く覚えていなかったので、何とか今年の夏季スクーリングの科目試験を合格させようと決め、6月、7月は、立石二六先生の教科書だけで事前学習を必死に取り組んでおきました。そのかいがあり、曲田先生の授業は全て理解できました。先生が最終日に「錯誤について出題するかもしれない」と話されました。

【試験問題】
「具体的事実錯誤とはどういうケースか、具体例を挙げて説明し、その上で、いかに解決すべきか、論じなさい」

曲田先生は、授業中に「殺人罪」と「過失致死罪」を主に解説していたので、私は、次の実例(間違えて人を殺してしまう)を取り上げました。
① Aは、Bを銃で殺そうとしたが、そばで一緒に歩いていたCを殺してしまった。
② Aは、Bへ向けて銃を発射してBを殺害したが、近くで遊んでいた子供Cに流れ弾が当たり、その子供Cも死亡してしまった。
③ Aは隣人の犬Cがいつも吠えているのをうるさくて我慢できない状況にあった。ある日、隣人Bがその犬Cを連れて散歩していた時に、その犬Cを銃で殺そうとしたが、誤ってその隣人Bに玉が当たり、隣人Bは死亡した。
上記の実例を元に、AがB・Cに対してどのような罪名になるかを論じて試験時間は終了しました。

曲田先生の授業はレジメなしでした。初日に、曲田先生は「板書した内容と私が説明した内容をしっかりノートに記述しておいてください」と話されたので、多分ノート持ち込み可の科目試験だなと感じまたが、やはり最終日に「ノート持ち込み可」と言われました。但し、自筆のノートと基本六法のみで、それ以外(コピーなど)は、全て不可でした。私は、読みやすいノートの記述レイアウトを意識しながら、必死に先生の授業内容をまとめていきました。最終日に「錯誤について出題するかもしれない」と話されたので、私は「間違えて人を殺してしまう」という実例を使うことを試験前日に準備しました。

このような科目試験への取り組みのおかげで、何とか合格できたのだと思います。